- どうやってブランドラインを整理したか
- 役割をもったカテゴリー・モデルをつくる
- モデルを明確にしたらコンセプトモデルをつくる
商標登録出願がされ、正式に立ち上がったEC・アパレルブランドf3Be(エフスリービー)。プロダクトを制作するベースになっているアパレルカスタマイズサービスpaintory(ペイントリー)のストアURLも無事変更されました!
ストアURLの変更の前に、f3Beはブランドライン(ブランド直下のグループ)とモデル(ブランド、ラインごとのプロダクトスタイル・カテゴリー)を整理しました。今回はこのMD戦略のベースになるプロセスをコンセプトモデル制作まで、ご紹介しますね!
できているものと足りないものを整理!
f3Beを立ち上げる前に、トライアルとして制作していたのがVraiUnDC(ヴライアンディーシー)ラインです。そして、f3Be立ち上げ準備期間中に自由に制作されたのがfff(トリプルエフ)とfeater(フェザー)の2ライン。
fffはf3Beの“f3=freely! flapping! fascinate!”を軸に制作されました。
featherはFABE union の部門を含めて、全てのロゴマークに使用されている“羽”を使ったデザイン。
f3Beブランドの中で足りないのは?ということで“Beライン”の制作を進めました。
できている3つのブランドライン



ブランドラインBeの制作
どんな行動?どんな存在?
という投げかけから、最終的には「行動するなら上を目指そうとする前向きな存在」をキーにイメージが練られた結果が「Aを狙う存在」です。それで、Bという文字でAを描いたんですね!

ブランドラインBeのロゴマークができました。次に自由にデザインするのですが、ここでは、まだ、知られていない隠れた存在が、希望の光とともにキラキラのアクセサリーをつけて蝶のように舞うイメージで制作。これは、プロジェクト“願い。叶える近道、創りました。”もイメージしています。
FABE union 2025Project
“願い。叶える近道、創りました。”
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4ブランドラインのトライアルデザイン
f3Beのブランドラインが、自由なデザインで制作されたトライアルモデルで4つ揃いました。

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4ラインが完成したらモデルをつくる!
f3Beをメインブランドとして、直下に4グループ=4ラインを制作しました!
次のプロセスは各ブランド、ラインの品揃えを考え、役割をもったカテゴリーをつくり、デザインをすること。
役割をもったカテゴリーをFABE union では“モデル”として分類しました。
モデルの役割を考える!
という考えで、4ラインそれぞれのコンセプトを表現する“コンセプトモデル”、見る人の目を惹くインパクトのある“フラッグシップモデル”、f3Beメインブランドを知ってもらうためのプロモーション用デザインを“キャンペーンモデル”に設定しました。
☆モデルの役割
- コンセプトを表現する
▶コンセプトモデル - 目を惹くインパクトがある
▶フラッグシップモデル - ブランドプロモーションに使用する
▶キャンペーンモデル
コンセプトモデルを創る!
モデルの役割が整理できたら、最初にコンセプトモデルを制作します。
メインになるf3Beのブランドラインであることを感じさせる要素を4ライン全てに使います。
表現方法は必ず、ブランドラインそれぞれに合わせて変化をつけることです。
☆コンセプトモデルの決め事
- 赤、黄、青の3カラーを使う
- 星をデザインに盛り込む
- ブランドラインごとに変化をつける
fffコンセプトモデル
“自由に羽ばたいて人々を魅了する”イメージにちょっとセクシーさをテイスティングしたデザインに仕上げました!

featherコンセプトモデル
f3Beのイメージ要素でまとめ、ネイティブさを感じさせるデザインにしましたよ!

Beコンセプトモデル
Beのコンセプトモデルは、Aを狙う存在を感じられるロゴマークと3カラースターでデザインしています(2020年6月29日よりリメイクされました)。

VraiUnDCコンセプトモデル
f3Beのラインとして、動きを感じさせるトライアルのイメージはそのまま活かし、整然と赤、黄、青の星をレイアウトしたシンプルにな仕上がりにしました!

アイテムをどんなふうに展開するかが重要!
ブランドラインの整理から、アイテム展開をスタートする前に行うカテゴリー・モデルづくり、コンセプトモデルの制作まで、ご紹介しました!
ブランドのアイテムを増やしていったり、シーズンごとにデザインをしたり、創るためにパワーがいりますね!
やみくもに創ってもダメなので、どんなふうに展開するかを決めてから、進めることが重要。参考になると良いのですが……。
次回は、フラッグシップモデルの制作とライン、モデルの関係をご紹介します。
※ご紹介のブランドラインおよびプロダクトモデルには、一部販売を終了したアイテムも記事掲載されています。
2020年12月31日更新
文:FABE union TR制作編集局